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投稿日:2016年5月13日
富士吉田の風情ある鄙び湯 (葭之池温泉(よしのいけおんせん))
きくりんさん [入浴日: 2015年9月29日 / 2時間以内]
33.0点
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44.0点
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富士急大月線の葭池温泉前駅から、徒歩で約3分。安政3年(1856年)に創業した、歴史ある湯処。昭和初期までは宿泊もできたようですが、現在は日帰り入浴と個室利用の休憩、そして食事を提供しています。平日の午後、およそ8年ぶりに利用してみました。
右側に、大正時代に建てられたという旧館があり、風情を醸し出しています。受付は、真ん中の新館に入ってすぐの帳場で。一回入浴(1時間以内)で通常600円のところ、この日は「温泉博士」の特典でタダで入浴。玄関から右へ板張り廊下を進むと、突き当たりにトイレと大きな鏡。その右側に、男女別の浴室があります。
太い梁と柱が剥き出しになった、天井の高い浴室。棚だけの脱衣場には、ドライヤーなし。浴室との間に仕切りは無く、籐製の衝立があるのみです。広い浴室には、右側に2人分のカランがある洗い場。アメニティは、固形石鹸のみが置かれています。
窓際に5人サイズの御影石造り内湯があり、無色透明の鉱泉(源泉名:不明)が満ちています。浸かると、オーバーフローが気持ちいい。湯温は、40℃位に加温。やや肌がスベスベする浴感です。使用状況表示はありませんが、おそらく循環併用で、消毒もあり。湯口から冷泉が注がれ、口に含むと無臭でまろやかな味がします。中庭を眺めつつ、ずっと貸切状態でまったりできました。
分析書は無く、広間に明治10年の効能書を掲示。前回に続き、今回も入浴だけだったので、次回は是非「吉田のうどん」も味わってみたいです。37人が参考にしています
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