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09' 1月19日月曜の15:00近辺---イーダちゃんは古風な風情漂う別所の風雅な町並で、ひたすらニコニコしておりました。
もー 上機嫌(^.^)だって、ひっさしぶりでしたからね。これ、今年初めての旅ですもん。朝、会社が明けてそのままクルマでやってきた別所温泉、こちらはさすが「信州の鎌倉」と言われてるだけのことはあって、文化財、神社、観音さまなんかに囲まれた、歴史の香り満杯の町でした。
北向観音の商店街をちょっとそぞろ見物して、はやる心を「まあまあ」といなしながらの北向観音参詣。あ。こちらの境内には雪、ところどころ点在して残ってましたっけね。で、いまさっきちらっと通りすぎただけの賭け流しの共同湯「大師湯」へ、いよいよの突入であります。
「大師湯」のすぐ前には、別所の町を縫って流れている湯川の細い流れがありまする。
天気は、やや曇りといったところでせうか。
気温は寒し。ええ、とても。関東の比じゃなかったですね。いや、もう冷えるわ冷える。
湯小屋の脇に据え付けられた販売機で150円の入浴券を購入し、さっそく「こんにちわ~っ」といってみます。
ふむ、たしかに小学校のロッカーみたいな着替棚だ。それに向かって右側にガラス戸と、タイルの風呂場に小ぶりの半円浴槽が見えますな。ジモティーっぽいおじいちゃんお客さんが4人ばかし。
かなり外が寒かったんで普段より入念に掛け湯してからお湯入りすると、
ああ、震えました。
こちら、掛け値なしの極上湯です。最初、信州の極寒大気にやられて、身体の奥の解凍できてない部分がお湯に対してしきりに違和感を漏らしたりしていたのですが、1分もして、そのかたくなだった部分がようよう溶け出してくると、身体のあちこちがなんか快楽の軋みをあげ始め、
「とぅわ~っ!」と、つい呻いちゃいましたね。
超気持ちよし。去年訪れた山口の共同湯「恩湯」を思い出させるようなお湯です。底のほうにかすかな硫黄臭があって、透明で澄んだ湯、でも、あくまで肌触りはとろっとろに柔らかくって。要するに優れもの中の優れものってこと(^o^;/
ジモティーのおじいちゃんたちと他愛ないことをあれこれお喋りしながら、結局40分くらいつかってましたっけねえ。時間の感覚完璧忘れてました。お湯に入ったり出たりを無心にくりかえしてたら、えっ、もうこんな時間? てな感じ。身体の芯まであったまって、心もいまさっきまでのお喋りの満足感にふわふわと包まれて、ああ、いい、これだから温泉巡りはやめられないんですよね。
あんまりこちらのお湯がよかったんで、イーダちゃんは翌日の20日火曜日も、わざわざ宿のある上田からこちらの「大師湯」まではるばる朝湯に訪れることになるのでありますが、いい湯の魅力ってそれくらいあるんですって。
ああ、こんないい湯が近くにあればなあ、なんていつもの愚痴がかったぼやきがまた口元まででかかったんで、今日の別所「大師湯」のお話はそろそろこのへんで<(_ _)>3人が参考にしています