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平家の落人の里といわれる秋山郷。その山深い地に流れる中津川沿いに佇む、屋敷温泉の一軒宿。祝日の午後、日帰り入浴して来ました。入浴料500円を払い、帳場から奥に進んだ突き当たりの大浴場「展望風呂」へ。一面ガラス張りの明るい浴室には、8人サイズのコンクリート造り石枠内湯があり、含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩温泉(源泉名:屋敷温泉)が、かけ流しにされています。きれいな緑色の湯に見えますが、実はうっすら緑がかった透明。浴槽の内側が温泉の成分で緑色になっている為、そう見えるのでしょうか。白い湯の花が、沈殿しています。PH7.4ながら、肌がツルツルする浴感。ハッキリとした硫黄臭も感知。湯温は、42℃位です。口に含むと、硫黄の匂いに加え、少ししょっぱい味。湯口も、硫黄の析出物で黄色くなっていました。角にもう1つあるのが、1人サイズのコンクリート造り寝湯。こちらは湯温46℃位で、とても寝ていられません。窓から川のせせらぎを間近に臨み、まったりできました。帰り際、女将さんに露天も入っていいですかと尋ねると、どうぞと快い返事。早速、玄関の前にある混浴の露天風呂へ。来た時に、上からまる見えだぁと思った、池のような大きさです。よしずで囲われた、16人サイズの石組み浴槽。コンクリート造りの脱衣場の上には、傘を被った切り株がモニュメントのように据えられています。こちらは、きれいな緑白色の湯。加水ありで、湯温は39℃位。開放的すぎる露天風呂ですが、この季節はぬる湯で気持ちいい!!しばらく貸切状態でのんびり。あまりの気持ち良さに、思わず壁に彫られた秋山のよさ節を口ずさんじゃいました。
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