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日向見薬師堂よりも更に奥に建つ、四万温泉の隠れ宿。土曜日に、一泊朝食付きで利用してみました。この日は、2階の「うぐいす」の間に宿泊。夕食は済ませていたので、荷ほどきして、先ずは「槙の湯」へ。こちらは、本来女性用の浴室。夜7~9時に混浴の「薬師の湯」が女性専用になるので、替わりに男性用になります。逆に言えば、男性はこの時間しかこちらの浴室に入れません。2人サイズの小さな高野槙造りの内湯には、無色透明のナトリウム・カルシウム-硫酸塩温泉(源泉:薬師の湯)が、かけ流し(冬季のみ加温)にされています。PH8.9で、肌に優しい浴感。飲泉もできるので、口に含むとわずかに石膏臭のする、まろやかな味です。湯温は40℃位だったので、のんびり浸かれました。一休みして、就寝前に混浴の岩風呂「薬師の湯」へ。2人サイズの石造り浴槽が、2つ並んでいます。それぞれに大きな石が沈められていて、腰掛けて半身浴が可能。湯温の違いは感じられず、どちらも40℃位でした。続いて、脱衣場に一旦戻り、奥の扉を開けて、露天風呂「月見の湯」へ。4人サイズの石組み浴槽があり、川のせせらぎに癒されました。翌朝の朝食は、部屋で。メニューは普通でしたが、やっぱり部屋食はゆっくりできます。食後も、チェックアウトぎりぎりまで露天風呂へ。雪渓の見事な景色を堪能。対岸にあるもう1つの露天風呂「かじかの湯」にも入ってみたかったのですが、温度が低すぎるので夏のみなのだとか。温泉が湧いているところを、石で囲っているだけだからとのご主人の言葉に、益々夏場に来て入ってみたくなりました。
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