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JR加古川線の市場駅から西へ数百メートル行ったところにあるスーパー銭湯さん。スーパー銭湯というよりかは、公営の一大アミューズメント的な内容です。小野市のコミュニティーバスを利用すると神鉄小野駅から100円で行けるので、時間がマッチすればそちらのルートもご検討ください。
水辺の湯と森の湯が週替わりで男女交替となっていまして、当日は森の湯でした。エントランスから、「かなりお金かかったんやろうなぁ」と思えるほどしっかりと作られています。湯あがり後の休憩所もソファー系と畳ごろ寝系があり、好みで選べます。入浴料金は600円、岩盤浴もとなりますと別途600円です。温泉のみの利用にしました。
脱衣所は施設規模の割には狭いような気がします。混雑する日ですと、ここがボトルネックになるかもしれません。清潔感は問題なしです。浴室は木でできたドーム状の内風呂と露天風呂。内風呂は手前がサウナに水風呂、奥はジェット系に循環大浴槽に源泉。露天は歩行浴に循環浴槽にと、それなりにそろっていますが雰囲気重視のため巷間のスーパー銭湯のようなゴテゴテ感はありません。循環浴槽は塩素が強いので、主に源泉に入っていました。ここは通常3人、詰め詰めで4人といったところで、常時人が入っています。高張性のナトリウム・カルシウム-塩化物泉ということで、化石海水かと思われます。うっすらモール臭がしまして、舐めてみると明らかに塩気が分かります。湯あがり後は肌がべたつき、汗の引きが悪い、逆に言いますと保温性に優れた食塩泉ならではの特徴がみられます。それなりに力量ある温泉かと思います。
ただ、どうしても源泉のサイズが気になります。湯温は40℃ほどの「やや温め」ですので、長湯される方が多く、なかなか空きができないのが玉に瑕です。ビーチフラッグのような取り合いも発生していました。湧出量の関係で広い源泉浴槽ができないというのなら仕方ないのですが、食塩泉は劣化しにくい泉質かと思いますので、もう少し大きめの浴槽があればというのが正直なところです。2人が参考にしています