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高千穂の峰(霧島連山)のふもとに佇む、和の情緒溢れる温泉宿。東霧島温泉郷の中でも、全国にごり湯百選の1つに選ばれた名湯の宿でもあるとか。平日に、一泊朝食付きで利用して来ました。正面の門をくぐり、左へ行くと大浴場。真っ直ぐ進んで帳場へ。なお、水車がある方の入口からだとすぐ帳場なので、宿泊の場合はこちら側に車を泊めるといいでしょう。帳場から更に奥が宿泊棟で、2階の12畳和室「22番」がこの日の部屋。窓の外には、田園風景が広がります。荷ほどきして1階に降り、下駄に履き替え大浴場へ。太い柱で、支えられた浴室。両サイドに洗い場があり、正面に6人サイズの石造り内湯「一彫石風呂」。20tの岩を、くり貫いたものだとか。茶色に濁った、含二酸化炭素・単純鉄(Ⅱ)冷鉱泉(源泉名:極楽温泉)を、源泉18.5℃なので40℃位に加温して、かけ流しにしています。PH5.7で、さらりとした浴感。飲泉所があり、口に含むと鉄臭がして、炭酸味がしました。サウナのすぐ前には、5人サイズの石造り浴槽「超高濃度炭酸風呂」。冷たくて、感覚がなくなってきた頃に、アワ付きが見られました。もう1つ、サウナ用の大きな水風呂。こちらは、1分間に300L湧出するという、湧水を使用しているそうです。続いて、外の露天風呂へ。4人サイズの岩風呂があり、湯温は42℃位。内湯と比べて、緑がかった色をしています。囲まれていますが、きれいに刈り込まれた植え込みと、柵越しに水車を眺め、まったりできました。夕食付きプランではなかったのですが、併設の食事処も利用できると聞いて、早速食事処「山水」のカウンター席へ。綾川産活鮎の塩焼き、鯉のあんかけ、大隅産活鰻の蒲焼きなど、こだわりの食材に舌鼓。地ビール「ひでじビール」も、すすんでしまいました。翌朝、朝食は体に優しいメニュー。出発ギリギリまで、食後も湯浴みを楽しみました。宿泊者限定の貸切風呂もある(有料)ので、次回は利用してみたいです。主な成分:ナトリウムイオン37.3mg、カルシウムイオン75.7、鉄(Ⅱ)イオン29.4mg、炭酸水素イオン520.6mg、メタケイ酸91.8mg、遊離二酸化炭素1419mg、成分総計2245mg。
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