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インパクト絶大な新赤湯と非加熱白湯
熊本県上天草市、日本秘湯を守る会の一軒宿です。
平日一泊朝食(時間が無く弁当)付きで利用、GOTO活用しお得な値段で利用させていただきました。
場所は三角港から約5km、国道から離れた大矢野島の北側になり、少しだけ道が細い所がありました。
施設自体は昔ながらの旅館そのもので、一連のコロナ対策洗礼を受け部屋へ(まさかの脇体温計には苦笑)
部屋はかなりリフォームされた八畳+v広縁で、清潔感がある部屋でした。wi-fiは無。また携帯電波が届きにくいとのことだが、個人的に複数キャリアで確認も特に遅いとは感じませんでした。また冷蔵庫に飲泉用二リットルの源泉ペットボトル有。
温泉ですが、昨今の地震で旧・赤湯が枯れたような事があったそうですが(今回室訪問で過去の事はわかりません)、現在は新しい赤湯の湧出に成功したとのことで、二源泉利用となってます。
口コミ通りのかなり変わった造りになっており、朝夜で男女入れ替えはありますが、基本的にラインナップは同じ。
まず夏場限定で白湯源泉が、非加熱となり、加温無・加水無・消毒無・純然たる掛け流しで楽しめます。関西にこういう施設があればこれだけで★5つとなりそうな位夏場向きの無色透明、鉱物味のある清涼な温泉です。
さらに奥に行くと、赤湯の部屋に到達、ここは結構広く、和歌山花山温泉を彷彿させる析出物・堆積物の湯船が印象的。実際に湯船の中はチクチク痛かった。
おそらく相当な炭酸泉と思われますが、猛烈な量が掛け流しされており、湯口付近に陣取ると軽い酸欠になりそうな位二酸化炭素を感じます。また湯口から離れた所ではザラメ状の湯の花が浮いており、さらに底には砂結晶状の堆積物(かなり珍しい)が掬えました。温度は夏場は適温、こちらも加温無・加水無・消毒無・純然たる掛け流しとなります。この部屋が一番気に入りました。
さらに奥に露天風呂がありますが、こちらはなんとなく奥奥八九郎温泉のようなワイルドな湯船、言いかえれば狭い・・・。で、蚊の襲撃が凄まじい、また湯はややぬる目です。ちょっと寛げる場所が少ない感じですね。
で、最奥に写真の洞窟風呂。素掘りの結構長い洞窟の奥で男女が繋がっています。コウモリなんかも来るようで、手造り感満載ではありますが、やはり析出物と堆積物で結構狭く感じました。
よくこんな凄いもの作ったなと思いました。個人的には内湯だけでも大大満足な感じです。
朝食に関しては出発が早く弁当にしてもらったので、まあ評価は難しいです。
最後お見送りもありました。道案内を丁寧にしていただけました。
天草地方は初訪問ではありますが、日本にはまだまだ色んな知らない温泉があるなと思わせてくれた宿でした。
文句無しの極上温泉です。11人が参考にしています