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湯巡り手形を使った最後の一湯は、和風旅館美里へ立ち寄りました。この旅館、道路に面した部分だけをみるとブルーの外壁で黒川温泉街の景観に相応しくない印象を受けますが、中に入ると純和風旅館という感じでした。案内されたのは離れにある露天風呂で、洗い場は一切無く、十人以上は入ることができる森林に囲まれた浴槽のみのシンプルなもので、いかにも黒川温泉に来たと感じさせられる雰囲気がありました。お湯は無色透明でありますが、しっかりと硫黄臭を感知できるマイルドな硫黄泉で、黒川温泉の中では貴重な存在です。湯口付近は適温で下流では温め、ゆったりと静寂の時を過ごさせてもらいました。
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