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■本家施設と京谷旅館別館『歓喜庵』を混同されて書き込みされている方がいらっしゃるようですが、系列は同じであるものの全く別の施設であり宿の性質も湯質も全く異なる為、書き込みの際は注意されたほうがよろしいかと思います・・・・。
さて、私の訪れた本部施設は、西条市の石鎚山登山口のお膝元にある伝統ある遍路宿です。
本来はスキーや石鎚山登山客、遍路客の旅館かなといった感じ。温泉目的だけでは普通あまり訪れる事はないと思います。
かなり鄙びた旅館であり、合宿所のような感は否めない。施設内には内湯が1つだけで露天風呂はありません。
ただし、含二酸化炭素-ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩冷鉱泉という、複雑な泉質が表すとおり、湯質は相当レアなものでした。
20cmくらいの透明度で見事な白濁+泡シュワシュワ+湯ノ花付き。
飲泉してみると、硫黄の香りはほとんどせず、何やら複雑な味がしました。 単純硫黄泉等で味わえる白濁泉とは違い、カルシウムに由来した白濁泉です。源泉温度が低く、湧出量が少ない為、加温循環ですが、消毒臭なし。
施設は狭いが、日曜昼下がりの訪問で、終始湯船を独占出来て非常に満足でした。
とにかく珍しい泉質です。カルシウム成分に由来した白濁泉は日本全国探しても貴重なものではないでしょうか。13人が参考にしています