-
祖谷渓の本当に山深い地に佇む、日本秘湯を守る会会員の宿。日曜日の朝8時頃、日帰り入浴して来ました。久しぶりの再訪でしたが、フロントが綺麗に。宿の人に尋ねると、2年前に改装したのだとか。入浴料1200円(通常1500円のところ、四国で得するパスポートの特典で割引)を払い、玄関から右奥に進むと、ケーブルカー乗り場。高低差170mを約5分かけて下って行きます。祖谷渓谷の絶景が目の前に広がり、あっという間に到着。脱衣小屋の中は、冷房が効いていて有難い。階段を下りて、男湯「渓谷の湯」へ。16人サイズの石造り屋根付き露天風呂は、川のすぐ間近に造られています。中央の石組みの湯口から、無色透明のアルカリ性単純硫黄温泉(源泉名:祖谷温泉)がかけ流し。泉質で、底がかなり滑ります。湯温は38℃位ですが、夏場なので快適。とても肌がツルツルする浴感です。川のせせらぎを眺めつつまったりしていたら、かなりのアワ付きも。湯尻付近はオーバーフローする湯の通り道なので、特にアワアワになります。砂のような湯の花かと思ったら、気泡でした。口に含むと、ほんのり硫黄の香りがして、ちょっぴり酸っぱい。朝食時間と重なったのか、貸切状態で楽しめました。帰りがけ、ついでにと4階のフロントから階段を下り、2階の大浴場へ。広い浴室には、20人サイズのタイル張り石枠内湯。湯温は、40℃位に加温されています。こちらは循環なので、露天と比べると、アワ付き、ツルスベ感もイマイチ。ただ、露天風呂は浸かるだけなので、レジャー帰りなら利用してもいいかな。湯上がりの冷えた枇杷茶は、美味しかったです。
17人が参考にしています