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呉市街から安芸灘大橋を渡り、もう1つ橋を渡って上蒲刈島に入ります。しばし県道を走っていますと、海の方へ逸れるように指示看板がありますのでそれに従ってください。海に面した公共施設っぽい建物が見えてきます。
受付回りは休憩所や簡単な食堂なんかもありまして、海水浴のついでなんかに利用してもよさそうです。脱衣所はロッカーが大きめで旅の途中の身としては大変便利でした。
浴室に入りますと、左手にサウナと水風呂があります。水風呂はかなりぬる目で「たまり」っぽい感じです。中央にはジェットやバイブラもついた主浴槽がありまして、これは白湯かもしれません。あとは入浴剤浴槽もありました。右手には故障した打たせ湯と小浴槽があり、この浴槽には温泉が使われているようです。「天然ラドン温泉」と書いてあります。泉質は含弱放射能-ナトリウム-塩化物泉で22℃、pH7.2、27.8マッヘ、18595.9mg/kgとなっています。化石海水のような感じかと思います。湯使いは加水・加温・循環・濾過、消毒ありとなっています。スペック表だけ見ますと、かなり濃い源泉と思われますが、浴槽内の湯の状態は強塩泉らしさ皆無。加水しすぎなのかもしれません。浴感もなく、ヒリヒリする感じも特にせず、「らしさ」を感じることができませんでした。「天然温泉」と書かれていなければ、どれが温泉使用の浴槽なのかも判断できないくらいに失ってしまっています。このあたり勿体ないなぁと。ちなみにアメニティーはPHOENIXのゆず2点セットと固形石鹸となっています。
温泉目当てにとはいかないかもしれませんが、海水浴のついでとか知っていると利用できるシーンはあるかもしれません。まあもう少し存在感があるような湯使いであったならというのが残念なところですね。0人が参考にしています