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那智勝浦新宮道路の新宮南I.Cを下りてどんどんまっすぐ進みますと出てきます。周囲は医療系の総合施設や養護学校など、福祉系の施設が多いところです。こちらは健康増進施設だそうで、医師のリハビリ指示によって利用する場合は医療費補助も可という本格的なものです。
大阪のラ・スパをもう少しこじんまりとした感じのところでして、裸浴ゾーン・バーデ+プール・ジムなんかがあります。今回はバーデ+プールを中心に、あとは裸浴の利用となりました。フロントで受付をしまして、ロッカーキーをもらいます。こちらは靴と脱衣の共通キーです。男性の靴ロッカーは結構離れたところまで下足をもちつつテクテクと歩かなくてはならず、ちょっと無様です(笑)。
男女のロッカーは縦長のものでして、ちょっとこのタイプは使いにくいです。脱衣所からはバーデの入り口と裸浴の入り口があります。このとき、バーデを利用する場合はあらかじめ身体を拭く用のタオルかバスタオルを持参するといいでしょう。あと、ここのバーではなかなか本格的ですから、競泳用の水着(必須)とプール帽という格好になります。温泉はバーデ・プールに仕様されていまして、アルカリ性単純泉、pH9.9とかなりのものです。33℃で湧出量は266L/minだったかな、ということで加温・循環されていたと思います。ただ、不思議と塩素臭は控え目で、浴用でないので制限が緩いのか、温泉としてみてもなかなかのものでありました。ここのバーデゾーンは、プール(泳ぐのも歩行も可)、寝湯、ジェット、強い水流の撹拌系の湯、打たせ、バイブラとあります。このうち、「強い水流の撹拌系の湯」と表現した浴槽がなかなかのものでして、通常のジャグジーは壁に対して垂直に水流が出てくるのですが、こちらはあえて「回るプール」のように横方向に水流を出しています。これが強くて、壁際にいてますとぐいぐい押されます。これに抗うといい運動になるという代物です。
あと裸浴の側ですが、こちらは白湯でして、小さな浴槽が1つ、あとは簡素な洗い場といった形になります。運動した後に汗を流すといった「ぎりぎりの用途」での使い方になるでしょう。不思議なのは掲示で「時々温泉が混じって湯の華が出ることがあります」とあったことで、どうやら温泉のパイプを清掃したりするとこちらにも湯の華が出てくるという、一体どうなっているのかな状態です。
温泉の利用法という点で見ますと、かなり個性的なところであると思います。温泉地の観光目当てみたいな感じではありませんが、フィットネスとして見ればなかなかのものでして、ここらあたりに住んでいましたら市井のジムにはメモくれずに足しげくこちらに通い詰めるだろうなぁという魅力はあります。4人が参考にしています