-
日曜日の朝一番での入浴です。日差しが強く、朝からうだるような日でした。こちらのぬる湯に浸かって時の経つのを忘れようかと、また午後からの旅程の時間調節の意味合いもあっての入浴です。
浴室はシンプルで浴槽が1つばかり。それなりの深さがありまして、7~8人は入れます。「ゴボッ・ゴボ」と湯口からいい音を立てつつ結構な量の源泉が投入されていまして当然ながらのかけ流し。肌合いの柔らかい好印象の湯で浴槽内温度は38~9℃ほど。ぬるめの湯ですが、意外に温まりもよく、冬場でもホカホカ感の持続が長いのが特徴です。
カランも温泉で、フレッシュないい湯注がれていきます。ここでは蛇口を閉じないのが流儀というのを以前聞きました。開店直後の人のいない状態にも関わらず、すべての蛇口がオープンされて、湯が垂れ流されています。勿体ない(笑)
幸いといってはなんですが、2時間ほどいたのですがお客さんは他に1人だけ。静かな時間が過ぎていきます。いい湯、それだけですが贅沢な時間となりました。
それほど大きな施設ではありませんし、混雑するとつまらないことになりそうなところですが、ここはあえて混みあう時間帯をはずして訪問してほしいところではあります。広い湯船が欲しいなら、バラエティー豊富な浴槽がお望みなら黙って余所に足を向けてほしいところです。ここは違いが分かる人、シンプルに湯を楽しむ人にとってのパラダイスであり続けてほしい、そう願いつつ再訪を誓って筆を置こうと思います。3人が参考にしています