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兵庫県宝塚市中心部にある公営日帰り施設です。
川を挟んだ宝塚劇場界隈は茶色を基調に街全体が落ち着いた雰囲気を醸し出しています。プチ軽井沢、那須と言えば大袈裟ですが西宮北口に並ぶ関西優有数の落ち着いた気品のある街並みです。
余談がすぎましたが、こちらの施設も街に調和しておりモダンなビル型温泉施設、公営とは思えないエステ型スパの様相、男性だけだと少し入るのに戸惑うかも知れません。
駐車場はまさかの立体型の為ハイルーフ車や大型外車の一部は入れません。私の車も駐車不能だった為近所のコインパーキングに駐車して訪問しました。
1Fで受付をし、男性は4Fへ向かう。値段は男性と女性が異なり、男性のほうが200円安く800円、タオル、バスタオル付きです。
ビル型の為施設の窮屈さは否めません。男性階に移動し温泉へ向かいます。
浴場は銭湯とさほどかわらない狭さ。大きな銀泉と小さな金泉があり、それぞれ20人、10人程度の広さです。露天はありません。
浴場から水着を着用し屋上の混浴ジャグジーに移動する事が可能で、白湯ではありますが、景色が良くなかなか心地よかったです。
肝心の湯に関してですが、金泉は、溶解物質量40を越える含鉄の超高張泉。温泉マニアなら唾涎の歓びを予感する所ではありますが、そこは公営施設、一応名目は「掛け流し」ですが、「加温の為の循環」「5倍の加水」「消毒あり」。しかしながら元来の湯の個性が強いため、加工されつつも湯はなかなか特色のあるものです。
ただし湯の投入量は少な目でした。消毒はやや控えめ。
銀泉については加温加水循環濾過消毒の4重苦の上除鉄すみ、金泉より消毒が強く感じた。舐めるとナトリウム泉を消毒した特有の嫌な味がしました。個人的には論外です。
土曜夕方の訪問でしたが、かなり空いていました。近隣の「名湯宝の湯」の鬼混雑具合を加味すれば、たまにはこちらに訪問するのも良いかもしれません。 それなりに穴場な施設です。16人が参考にしています