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国道173号線天王トンネルの南の信号から府道に入りまして、ちょっと狭い道をしばらく行きますと篭坊温泉街に入ります。温泉街と言っても大資本のホテルとかは皆無で、個人経営の宿や民宿が点在する程度。「奥の奥の座敷」といったところです。紅葉がびっくりするほど赤く色づいた季節に訪問しました。牡丹鍋とのセットです。
事前に予約を入れましてフロントで手続き。先にお風呂にしました。男は1階、女は2階になります。男は「ひょうたん湯」という名の浴室です。脱衣所は籠だけですから貴重品はフロントで預かってもらいます。浴槽は内1つ、露天はひょうたん型の浴槽が1つという構成。湯口もひょうたんでした。ひょうたんに何か縁があるのでしょうか。露天浴槽は大きな石をくりぬいていて、段を少し上がったところにあります。湯につかりながら紅葉を見ることができ、なかなかいいひと時です。温泉ではなく天然ミネラル鉱源水というそうですが、微鉱物臭がする浴感の少ない湯でした。循環していると思われ、塩素臭は気にならないレベル。アメニティーはリーブルアロエの2点セットで、シャワーの水勢がなく洗髪に往生したのが残念です。
牡丹鍋は猪肉の野趣的な感じではなく、あっさりした臭みのないタイプでした。猪肉は新しいと臭くないという話をどこかで聞いたことがありますので、やはり新鮮なのでしょうね。味付けはちょっと甘口に思えました。
天然温泉ではありませんので多くの星を出すことはしませんが、隠れ宿として楽しめそうです。紅葉の季節がベストかなぁと、紅葉はびっくりするほど赤く、銀杏は驚愕の黄色。原色系の色合いは関西ではあまりお目にかかれないように思います。3人が参考にしています