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投稿日:2014年12月24日
山間の秘湯、湯量多し (湯元山荘 湯ノ口温泉)
鸚鵡鮟鱇さん [入浴日: 2014年11月4日 / 2時間以内]
33.0点
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京阪神はもちろんのこと、中京圏からもかなり遠い紀伊半島の奥の方。半島南部の東側、しかも山中にあります。奈良県の東側を縦走する国道169号線で南下します。和歌山県の北山村のあたりから道は頼りなくなりますが頑張って進んでいきます。国道311号線に出ましたらそちらに入り、しばし山道を走りますと、大きな橋が出てきます。そちらを渡って右。途中のトロッコの駅で車を停めてトロッコで行くこともできますが、そのまま車でアクセスしても大丈夫です。
木造の堂々たる建物で、付近には湯治用の宿泊施設が建っています。お風呂は手前が男湯、奥が女湯になっていました。
浴室は内湯が中央に深い風呂1つ。周囲の壁は洗い場になっています。露天は細長い形状で、結構な人数が入れるようになっています。どちらも湯の投入量が多くて、どんどんあふれ出していきます。これは嬉しいですね。泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物泉で45.7℃、1.39g/kg、湧出量はびっくりの1200L/min、ただし供給量は300L/minとなっています。掘削深度は1405mとかなりの深さで、動力で汲みだしているようです。消毒ありのかけ流しで、特に消毒臭は感じませんでした。内湯で44℃ほど。かなり熱いです。露天は42℃くらい。浴感は特にないですが、温度が高めなのでホカホカした感じが浴後に続きます。あと、浴後の肌はしっとりしていました。常時オーバーフローが多くて、自然とにやけてきますね。析出物の影響か、床が茶色~黒色に色づいていました。アメニティはメーカー不詳の2点セットです。
消毒は一応しているという程度なのでしょうが、浴槽への投入量も多いことですし、是非塩素なしでトライしてもらいたいところです。十津川村あたりの浴場も、投入量が多いので塩素消毒をせずにやりくりできているという話もありますので、こちらでもやってみる価値ありかと。まあ現状でも消毒臭は分からないのでいいんですが、もし源泉の香りが豊かであったりするならば、感じてみたいところでもありますんで。7人が参考にしています
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