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土肥温泉の馬場地区に建つ、明治34年に馬場温泉としてスタートした共同浴場。平成8年に改装し、現在の浴舎になったのだとか。なお、名前は近くの安楽寺の大楠にちなんで、名付けられたようです。平日の午後、利用して来ました。
入浴料400円は、券売機で。番台の左側が男湯です。棚にプラ籠が並ぶ脱衣場(一部鍵付きロッカーあり)には、ドライヤーなし。浴室に入ると、左側に3人分のシャワー付きカランがある洗い場。共同浴場なので、アメニティはありません。
4人サイズの石造り内湯には、無色透明のカルシウム・ナトリウムー硫酸塩・塩化物温泉[源泉名: 土肥温泉(混合泉)]が、かけ流しにされています。泉温57.8℃を、加水して42℃位で供給。やや肌がスベスベする浴感です。衛生の為、消毒ありとのことですが、塩素臭は気になりません。口に含むも、無味無臭。壁に書かれた、若山牧水の短歌が旅情をそそります。
続いて、外の露天風呂へ。3人サイズの石造り浴槽があり、湯温は40℃位。小さな白い湯の花も舞っています。囲まれていますが、柵越しに山の緑を望む景色。ほとんど、貸切状態でまったりできました。
主な成分: ナトリウムイオン181.1mg、カルシウムイオン352.1mg、塩素イオン276.1mg、硫酸イオン836.3mg、炭酸水素イオン15.5mg、炭酸イオン3.4mg、メタケイ酸55.2mg、成分総計1.727g
※なお、分析書は平成12年の古いものだったので参考までに。12人が参考にしています