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標高700mの高原に位置し、美術館や保養所が点在する、箱根の仙石原温泉。その中心地に近く、住宅街の中にひっそりと佇む、客室わずか7室の民宿のような小さな宿。平日の午前中、日帰り入浴して来ました。
入浴料600円は女将さんへ。右手に廊下を進んだ突き当たりに、男湯があります。棚にプラ籠が並ぶ脱衣場には、ドライヤーなし。家庭用と変わらない広さの浴室に入ると、左側に2人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、ビオレやエッセンシャル、ラックス等で家庭用のものが置かれています。右側に、2人サイズのタイル張り内湯があり、緑白色に濁った酸性ーカルシウムー硫酸塩・塩化物温泉[大涌谷温泉 蒸気造成混合泉2号線(仙石原方面)]が、源泉かけ流しにされています。泉温64.1℃を、加水・加温せず42℃位で供給。PH2.0で、少し肌に引っかかるような肌触り。循環・消毒なし。塩ビ管の湯口から注がれ、口に含むと酸っぱい。表面には膜のような白い湯の花が浮いていますが、底にも粉状の白い湯の花が沈殿。窓は開かないので、外の景色は望めません。他に来客もなく、貸切で使わせて頂きました。
親戚の家に遊びに来た雰囲気で、のんびり白濁湯を立ち寄りで楽しめる、隠れた穴場かも知れません。
主な成分: 水素イオン10.1mg、ナトリウムイオン36.4mg、マグネシウムイオン32.9mg、カルシウムイオン91.9mg、第一鉄イオン7.70mg、アルミニウムイオン12.4mg、マンガンイオン1.60mg、フッ素イオン0.12mg、塩素イオン236mg、硫酸水素イオン147mg、硫酸イオン440mg、硝酸イオン0.68mg、メタケイ酸120mg、メタホウ酸4.20mg、遊離硫化水素0.38mg、遊離硫酸3.53mg、成分総計1.148g33人が参考にしています