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千葉県旭市に位置する、矢指ヶ浦温泉の一軒宿。日曜日の午後、日帰り入浴して来ました。駐車場は、県道を挟んで反対方向に路地を50mほど進んだ、すし屋「鮨よし」の斜め前。周りは普通の住宅が建ち並び、とてもここに温泉があるとは思えません。昭和26年開業の老舗ながら、民家のような外観。二階建ての緑色の屋根の建物で、以前は歯医者も併設していたようですが、今はやっていません。入浴料は630円。大人5人が足を伸ばして入れるサイズのタイル張り内湯には、微黄褐色の鉱泉が満ちています。昭和28年の分析表がなぜか浴室内に貼られていて、泉質は含ヨウ素食塩泉。昭和27年、千葉県温泉第1号に認定されたのだとか。21.7℃源泉を、41℃位に加温しています。PH7.7で、肌に優しい浴感。白茶色の湯の花も、少し舞っています。蛇口を捻ると冷たい源泉が出て、口に含むとほんのり玉子味。ずっと貸切状態でまったりできました。帰り際、浴衣姿のお客さんがいたので女将さんに尋ねると、部屋数は少ないながら、宿泊もやっているのだそうです。海にも近いし、千葉とは思えないひっそり感もあって、泊まりで利用してみたくなりました。
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