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国道121号線から一本路地に入った、湯野上温泉の民宿街の一角に佇む、昭和50年に開業した古民家の温泉民宿。平日の午前中に、日帰り入浴して来ました。
入浴料500円は女将さんへ。玄関から左手に廊下を進むと、浴室が2つあります。奥の石造り浴槽がある「岩風呂」か、左手前の檜風呂がある「檜の湯」のどちらかを選べますが、この日は広い方の「檜の湯」をチョイス。
棚に籐籠が並ぶ脱衣場には、ドライヤーなし。湯気抜きのある木造りの浴室に入ると、奥に2人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、POLA製の高級そうなものです。
窓近くに5人サイズの檜風呂があり、無色透明の単純温泉[源泉名: 湯野上温泉中央貯湯槽(1,2,3,5,8号 源泉混合泉)]がサラサラとオーバーフロー。泉温57.2℃を、加水・加温せず42℃位で供給。循環・消毒なしの源泉かけ流しです。PH8.2で、やや肌がスベスベする浴感。湯口は浴槽底ですが、ほんのり塩化物臭と石膏臭が混じったような匂いがします。窓を開けると、簾越しに手入れの行き届いた庭園と、反対側の小さな窓からも中庭の景色。ずっと貸切状態で、まったりできました。
脱衣場に分析書が無かったのですが、「岩風呂」の方に掲示。まるで、おばあちゃんの家に遊びに来たような和める宿なので、一度雪の降る季節に泊まってほっこりしてみたいです。
主な成分: リチウムイオン0.2mg、ナトリウムイオン109.8mg、マグネシウムイオン0.2mg、カルシウムイオン16.8mg、フッ素イオン1.4mg、塩素イオン83.0mg、臭素イオン0.2mg、硝酸イオン0.2mg、硫酸イオン112.5mg、炭酸水素イオン53.2mg、メタケイ酸72.1mg、メタホウ酸14.8mg、メタ亜ヒ酸0.3mg、成分総計467.5mg17人が参考にしています