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奥土湯温泉郷にある中規模の旅館で、建屋は想像より新しく近代的な感じでした。風呂は弱硫黄泉と明礬泉の2種類があり、各々が別の場所にあるため、今回は弱硫黄泉の方に入浴しました。ここは「日本秘湯を守る会」の会員宿ですが、かなり立派な旅館ですので、鄙び感を求める人には不向きかもしれません。内湯はかなり広く、長方形の大きな檜製の浴槽とシャワー付きの洗い場が複数ありました。弱酸性で適温の無色透明のお湯に、細かい白い湯の華が無数に舞うことで白濁して見える硫黄泉が、大量に掛け流されていました。露天風呂は5人程度が入浴可能な広さで、目の前に山と田園風景が広がり、とても癒されました。湯温は内湯より更に温めで、おそらく40℃位だったと思います。但し、硫黄臭はしっかりとしており、マイルドで入りやすい硫黄泉の良泉です。ちなみに、添付した写真は宿泊者専用の貸切露天風呂のものです。現代的湯治場と呼ぶに相応しい、ハイレベルな温泉旅館でした。
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