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JR宗谷本線の稚内駅から、車で約15分。稚内駅からだと山の反対側の日本海に面して佇む、平成9年に開業した市営の日帰り温泉施設。日曜日の午後、利用してみました。
横から見るとわかりませんが、温泉のある建物が上空から見ると港町をイメージした船の形をしていて、館内はすべてバリアフリーになっているのだとか。
入浴料600円は、玄関を入って左側の券売機で。100円返却式靴箱に靴を入れ、ホール奥の階段で2階へ。左手に進むと男女別の大浴場があるのですが、その前の天井が半アーチ型で、北海道遺産の北防波堤ドームをイメージさせる造り。施設名の由来は、このドームになぞられているのでしょうか。男湯は奥です。
コインレス鍵付ロッカーと、100円返却式ロッカーが並ぶ脱衣場には、ドライヤーも完備。浴室に入ると、右側に24人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは一般的なものです。
窓際中央に15人サイズのタイル張り石枠半円形内湯があり、うっすら緑褐色がかった透明のナトリウムー塩化物・炭酸水素塩温泉(源泉名: 稚内ノシャップ温泉1号)が満ちています。泉温38.4℃を、加温・加水して42℃位で供給。PH8.2で、肌がスベスベする浴感です。循環・消毒ありですが、塩素臭は気になりません。左手に8人サイズのタイル張り石枠半円形内湯もあり、こちらはジャグジー付で湯温は40℃位。また4人サイズの円形内湯は、日替わりの薬湯。この日は、ヨモギ湯でした。その他にも1人分の打たせ湯や、手前に2人分のジェット水流付寝湯もあります。
続いて、外の露天風呂へ。5人サイズの岩風呂があり、湯温は42℃位。湯口の湯を口に含むと、アブラ臭がして少ししょっぱい。柵越しに礼文島や利尻島を望む景色。この日はマラソン大会があったせいか、なかなかの賑わいでした。
こちらでは、日本最北端の温泉の入湯証明書(100円)やオリジナルのタオル(200円)もあるので、旅の記念に訪れてみるのもアリかと思います。
主な成分: ナトリウムイオン2051mg、アンモニウムイオン10.7mg、マグネシウムイオン9.3mg、カルシウムイオン15.5mg、アルミニウムイオン0.4mg、第一鉄イオン0.1mg、亜鉛イオン0.1mg、フッ素イオン0.1mg、塩素イオン2179mg、チオ硫酸イオン0.2mg、硫酸イオン3.3mg、炭酸水素イオン1612mg、炭酸イオン19.6mg、リン酸イオン0.2mg、メタケイ酸6.2mg、メタホウ酸103.5mg、成分総計6.020g18人が参考にしています