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別府タワーの10号線をはさんだ向かいに、赤茶色のホテルがある。そんな立地にある三泉閣だが、質の良い湯が湧いている。
この日通された展望湯には、飲泉のできる湯がざんざんと掛け流され、半円形の大きな湯船から、惜しげもなく溢れて捨てられている。湯の色は緑と茶色の混じったような・・表現しにくい。
表示によると炭酸水素塩泉であったと記憶している。飲む、浸かる、嗅ぐ、撮る、休む、また浸かる・・と貸切状態の浴場で一人、落ち着き無く動いた。加工されていない本物の温泉に出会うと嬉しくなって、ついごそごそしてしまう。
温泉カルテという、源泉と浴槽の湯についての診断表(湧出量、加水、循環、塩素、灌水頻度、泉質、肌触り、源泉率ほかについて)があるのも好感できる。
脱衣所には「下着を間違えないで下さい」といった趣旨の張り紙があり、ちょっとほのぼのである。
風呂の日で260円で入ったが、他にも温泉道の無料券、湯めぐり手形(周辺9ホテルで1000円)等のお得な利用方法もある。(05.5.26入湯)1人が参考にしています