-
投稿日:2012年7月27日
藤七温泉 彩雲荘 (藤七温泉 彩雲荘)
paw_pawさん
[入浴日: 2012年7月27日 / 2時間以内]
55.0点
-
0 - 点
-
0 - 点
-
0 - 点
-
0 - 点
ふけの湯さんや後生掛け温泉さんとも比較的ご近所に位置する藤七温泉さん。同じ八幡平地区ですが、秋田県ではなく岩手県側になります。野趣あふれる露天で名を馳せる一軒宿です。八幡平国立公園の山頂付近というスケールの大きな立地で、電話もTVも衛星のみ。まさに浮世離れの環境です。
山荘風の素朴な外観のお宿は、ドライブインの様相も呈し、売店が総合受付になっているようです。夕食時に愉快なトークを炸裂させることで有名なご主人にご対応いただき、早速入浴開始です。
まずは本館の左奥に位置する内湯&露天へと向かいます。男女ともに各一の構成です。こちらは眺望が自慢のお風呂ですが、当日は残念ながら天候に恵まれず、景色はあまり楽しめませんでした。しかし木造りの浴槽は風情のある湯治宿仕様で、使い勝手も良いためか、なかなかの賑わいぶりでした。
これだけでも満足のいくレベルですが、こちらの本丸はやはり混浴露天エリアです。本館の右側に位置しており、混浴内湯、混浴露天4つ、女性専用露天が1つという充実のラインナップを誇り、天然ジャグジーとも言える足元湧出の源泉が楽しめる露天となっています。添付した写真でもわかると思いますが、かなり雑然としており、野湯に手を加えて管理しているかのような印象を持ちました、露天というよりも野天といったほうがピッタリです。機械に頼らず、人の手だけで作り上げたような、温もりのある手作り感がひしひしと伝わってきます。
青&グレー掛かった乳北色の湯は硫黄の玉子臭と炭化臭のする良泉で、ツルスベした肌あたりの浴感が楽しめます。源泉ジャグジーの状態はその時々で異なるようで、私の訪問時はやや控えめだった模様。それでもブクブクと小さな気泡をが次から次へと出しながら源泉が湧出している様子を確認できました。
本館奥の賑わいぶりから、混浴露天エリアもさぞ混雑しているかと思いきや、天候がやや下り気味だったためか、ほとんど貸切状態で湯浴みできました。全て浸かると移動も含め結構な温泉巡りになりますので、立ち寄りでも時間をかけてしっかりと楽しみたいものです。
八幡平というと、ふけの湯や後生掛さんに立ち寄ることの多い私ですが、次回は宿泊で再訪してみたいと思えるお宿でした。5人が参考にしています