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鄙びた建物の周辺は硫黄の香りが漂う。平日午後4時だというのに駐車場は満車状態。期待しつつ館内に。そこはツヤツヤピンクの顔の爺ちゃん婆ちゃんの青森弁が炸裂する地元民の世界! 浴室に入って目を見張った。40人は入れそうな風呂に窓から射し込む夕日に翡翠色に輝く湯の美しい事といったら…。青森市内にこんな温泉が沸くなんて!そして洗い場には浴槽のヘリや洗面器を枕にお婆ちゃん達が30CM間隔で寝転んでいるので踏まないようにしていよいよ感動に震えつつ入湯。男女風呂を隔てる壁の真中辺りの柱からドバドバと緑の湯が噴いて、クリーム色の結晶が出来ている。湯は熱くてかなりしょっぱい。
湯は洗い場に惜しげも無く溢れていき、お婆ちゃん達は気持ちよさそうにオンドル効果を堪能している。(男風呂も同じ状態だったそう)
一時間は入って体に染み込ませようと思ったが効きすぎてダウン。
出た途端文字通り「滝のごとく」汗が流れて焦った。物凄い即効性。
温泉の熱気なのか脱衣場、熱いの何の! とにかく危険な程に効いてしまった。水、1リットルは用意した方がいい。
思いがけず素晴らしい温泉に出会えた。地元の人が心底羨ましくなった。1人が参考にしています