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木賊温泉の帰りに寄りました。憧れの石湯。売店で聞いたところこの時間なら誰もいないだろうとのことで期待に胸が膨らむ。貸し切り石湯。それにしてもここらの風景は本当に美しい。無条件に赤とんぼや夕焼けこやけなどの唱歌が似合う風景というか。教えられた道を下り、橋を渡ると、これもまあ、なんつー佇まいしてやがる。これを見て温泉好きのDNAが疼かない人はいないだろう。川辺りに素朴な湯小屋が見えてきます。中を覗くと貸し切りビンゴ!マッハで真っ裸になり無我夢中で掛け湯した瞬間、走馬灯が。熱い。熱すぎる。恐らく46度はある。埼玉の観音温泉の高温浴槽か、那須鹿の湯の48度浴槽ばりの温度だ。いや、それよりも苛烈に感じる。湯モミしようにも湯かき棒もなく、洗面器でザブザブやろうものなら3秒程で浸けた腕が逝く。ホースを持ちながらやむなく加水しながら入湯した。悔しい。お湯は木賊温泉とうって変わって混じりっけのないピュアな単純泉。無色透明、ほのかな鉱物臭と微塩味。綺麗である。激熱につき滞在時間は短かったが十分満足。今度は秋が深まった頃にでも訪れたいと思いました。
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