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去年の秋に行ってきました。国道沿いに立ち並ぶ宿は、どれもふつうの民家のようなつくりで、注意していないとそこが「小安峡温泉」だとは気付かずに通り過ぎそうになります。
『元湯くらぶ』は「民宿」ということのようですが、外観・内装とも、誰がどう見ても「旅館」と言える立派な造りになっています。当日はあいにく館内の浴場に通じる通路の一部が工事中で、少々騒々しい状況ではありましたが、平日ということもあり、貸切状態で利用することができました。透明な湯が満たされた露天風呂はおよそ民宿のものとは思えないほど充分な広さになっていましたが、三方を囲まれた中に位置しており、湯船へのアプローチが一方向しか取れていないためか、広さのわりに手狭感・閉塞感を否めません。風呂上りに休憩できるスペースまで確保されており、温泉本位の民宿であることが伝わってきます。7人が参考にしています