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この近辺には、湯温の高い温泉はなく、土地の人は昔から
冷鉱泉を湧かして、農閑期に湯治に訪れていたようです。
そんな伝統をもつ、古い旅館ですが、今では近隣に大きな
温泉施設もできて、すっかりここは影が薄い。
だけど、お湯はなかなかいいんだ。付近の崖からしみ出る、
地表湧出の冷鉱泉は、毎分10L行かない程度の量だし、
大きな湯船を作るわけにはいかないし、冷鉱泉ですから、
燃料代を考えるとかけ流しというわけにもいかない。
小さな湯船に、沸かし湯を入れる。これが冷鉱泉の湯治宿の
あり方だし、それでいいんじゃないかな。
蛇口をひねれば新鮮な冷鉱泉がでてきます。入るときは、
お湯を足して、硫黄の臭いなどをかぎつつ入りましょ。
自然湧出の冷鉱泉の肌触りは、独特の爽やかさをもったもので
私はここが好きです。2人が参考にしています