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以前は日帰り入浴を受け付けておらず、食事付入浴か宿泊の選択しかなかったので、利用したことがありませんでした。何回か前を通っているいる時に日帰り入浴を受け付けるようになったことを知りましたが、11:00~14:00という時間帯に限られるので、利用しづらく、入湯の機会を得ませんでした。今回は近くの入之波温泉と合わせて、はしご湯をすることにしました。
まず、たいへん残念だったことは脱衣場が喫煙可だったことです。脱衣場に入った途端、煙草の臭いがし、目が痛くなりました。誰かが勝手に吸ったのかと思いきや、洗面の片隅に箱型の吸殻入れが置いてありました。せめて脱衣場の外に置いてほしかった。それならその場を足早に去ればすむわけですから。脱衣場はどうしても一定の時間、いなければなりません。そんな場所が喫煙可能なのは煙草が苦手な者にとってはとてもつらいことです。帰りにはしばらくどなたも吸われなかったのか、臭いもあらかたなくなり、せっかく入浴したのに身体や衣服が煙草臭くなるという最悪の事態だけは免れましたが、とても残念でした。
浴場は「金明の湯」と「銀嶺の湯」があり、宿泊すると時間制で男女の湯が入れ替わり、両方楽しめるようです。今回、男湯は「金明の湯」でした。「金明の湯」は内湯が槙風呂で、露天風呂が岩風呂になっています。露天風呂からは川や対岸の山が見渡せ、眺望はまずまずでした。お湯は無色透明で個性は強くありません。施設の説明によると銀イオンを用いた殺菌浄化を行っているらしく、いやな塩素臭はしませんでした。もう少し温泉らしさを感じさせてくれるお湯であればなあと思いながら浴場を後にしました。
余談ですが、ホテルのレストラン「山吹」では、ちょっと変わったメニューを楽しめます。お勧めは「大和の茶粥」です。控え目な味付けですがたいへん香ばしく、おいしくいただけます。他にも「黒米カレー」や「猪鍋定食」などもあります。道の駅で安くすませることもできますが、せっかくならこうしたメニューを楽しむのも悪くはないと思います。
杉の湯入湯日:2007.11.40人が参考にしています