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投稿日:2005年5月16日
のどかな山里に湧く温泉 (五條市西吉野きすみ館(旧セミナーハウスきすみ館))
湯けむり天使さん [入浴日: - / - ]
33.0点
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国道168号線沿いの温泉のなかでは比較的近隣に位置し、奈良県北部からでも行きやすい部類だろう。とは言え、かなりの山里にある。あるのは自然ばかりと言って過言ではない。私自信はそんな環境が好ましいと思うのだが。
施設は小規模のもの、ロビーにはたくさんの応接用の椅子が用意され、入浴後の休息にもってこい、更に畳敷きの休息エリアもあり、のんびりと過ごすことができる。私の入浴時は夕刻であったため、休息エリアには誰も人がいなかった。
ただ、肝心の湯が平凡、随分と歴史のある温泉で、塩化物泉であるらしいが、塩素臭ただよう循環の湯、若干のぬめり感があるのが救い。無色だが僅かに塩味がする。浴槽は三つで、入り口から順に、打たせ湯、主浴槽、ジャグジーと連なる。打たせ湯と主浴槽は天然温泉だが、ジャグジーは白湯である。主浴槽は7~8人用の浴槽であり、他の二つは一人入るといっぱいになる程度の小さなもの。主浴槽には湯が注がれているが、循環湯であるため飲んではいけない。飲用不可の表示がなされているので飲用してしまうような奇特な人はまさかおらぬとは思うが。
浴室自体が小さな規模でしかないため、カランも4箇所ほど。ボディーシャンプーとシャンプーが設置されているのは有難いが、600円の入浴料をとるのだから当然のサービスだろう。
中二階とおぼしき部分にサウナも設置されているものの、水風呂がない。これは寂しい限りである。
ここは内風呂のみである。ただ、露天エリアに出ることは可能だ。ゴムぞうりが置いてあり、ベンチも設置、ここに座って火照った身体を冷ますのが快適であった。山間の湯であるため、ましてや新緑の季節であったため、山の香りが格別であり、平凡な湯であるにもかかわらず好印象を抱いた。
しかし、この内容で600円は、正直言って高いという印象だ。0人が参考にしています
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