口コミ一覧 (口コミ最新投稿日:2014年9月11日)
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昭和45年に建てた旅館を、平成15年に大幅なリニューアル。京都の空間デザイナーである、辻村久信氏によってデザイナーズ旅館として生まれ変わった、阿知須温泉の小さな宿。ずっと行ってみたかったので、土曜日に一泊二食付きで利用してみました。
外観は、一昔前の公民館(失礼)という感じなのに、一歩中に入るとデザイン性溢れる空間が広がります。この日の部屋は、2階の「瑠璃」の間。板張りの床に、シックな設えの和モダンなツインルーム。荷ほどきして、夕食は1階の食事処へ。
照明の落とされた、畳敷きの広間。衝立やカーテンで、仕切られています。座椅子より少し高い椅子に、高さ40cm位のテーブルで、とっても楽。お品書きはありませんが、創作会席が一品づつ運ばれて来ます。赤ワインとジンジャーエールの食前酒に始まり、新玉葱の冷製スープ カラスミ添え、地元の食材を使った前菜へと続きます。美しい盛り付けは流石。お造りのさざえが新鮮で、コリコリの食感と磯の香りが口いっぱいに広がり美味しい。鮎の春巻なんて、ここ以外ではお目にかかれないかな。メインは、岩国産の高森牛の溶岩焼き。柔らかくて、ジューシーです。〆の北浦さざえガーリック釜飯もいいですね。イカ墨の出汁で炊くので、釜飯というより海鮮パエリヤ風。デザートの枝豆プリンも、濃厚で美味しかったです。
一休みして、1階の大浴場へ。格子戸の玄関から左に、廊下を奥に向かって進むと、突き当たりに男湯。タオル類は、完備されています。4人分のシャワー付カランがある洗い場の先に、大人4人が足を伸ばして入れるサイズの石造り内湯。無色透明の単純弱放射能泉(源泉名: 源河の湯)が満ちています。源泉16.2℃を、42℃位に加温。PH5.87で、さらりとした浴感。循環濾過ありですが、塩素臭はせず、ほんのり温泉臭。ガラス越しに、ライトアップされた空間が別世界へと誘います。湯船の縁に刻まれた溝に、オーバーフローする湯の流れる音だけが響き渡り、静かに夜が更けていきました。
湯上がりには、キンキンに冷えたミニ缶ビールや地元産の朝搾りミルク、冷水が有難い。また、おにぎり1つですが、夜食も付いていました。
翌朝、朝食は昨晩と同じ食事処で。体に優しいメニュー。卵かけご飯か美味しかった。食後は、ロビーでカフェオレを頂きつつ、まったり過ごせました。
主な成分: ラドン29.2×10-10(Ci/kg)、成分総計0.247g12人が参考にしています
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普段からいろんな所に泊まりに行っている訳ではないので
「よそと比べてどう」という評価はしにくいのですが、
スタッフの方の必要以上のサービスがないのが良かったです。
(あーだこーだ頼みもしないのに話をしてきたり
いたれりつくせりが度をこしてうっとおしい など
そういう経験が日常でもありますよね)
もちろん、こちら(客)が必要とすれば
気持ちよく笑顔で対応してくださいます。
受け入れる人数が少ない分、お風呂が混んだりもしませんし
ご飯もゆっくり味わうことができます。
一見、「お洒落なだけなんじゃないの?!」と
思われる方もいらっしゃるかもしれませんが
お食事は地元のお魚が新鮮でとてもおいしく、
目と舌で充分に楽しめましたし、
旅館の手入れもゆきとどいていますし好感が持てます。
立地環境と旅館の雰囲気によって
本当に心身ともにゆっくりくつろげます。
まだまだ高年齢層のお客さんが多かったので
もっと20~30代の若い方にも泊まってもらえる
チャンスになればと思い、満点でおすすめしました。3人が参考にしています
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