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9月19日宿泊してきました。
<アプローチ>
北温泉もそうでしたが、最後宿まで歩いてしか行けないところへは物資をどのようにして運んでいるのか本当に不思議です。
宿の主人に聞こう聞こうと思っていたのに忘れてしまいました。
トロッコの支線(トンネル)がすぐ近くの地中を通っているので、おそらくそれ経由ではないかと思いますが定かではありません。
さて、そのトンネル経由でのアプローチは旅館のホームページでも書かれているように、現在完全に通行禁止となっています。
旅館側の出口には鍵が掛けれらていました。
駅側から強引に行ったとしても抜けられないと思われます。
ご注意ください。
<お風呂>
宿へ向けて山道を最後下りきるとT字路になっており右が旅館建物、左が混浴大露天「源泉(いずみ)」です。
大露天は広くて開放的で素晴らしいのですが、水面が低い位置にあるので渓流の眺め(河原や水流)を湯に漬かりながら見ることが出来ません。
この1点だけが惜しいところです。湯温も全ての風呂の中で一番熱くなく入りやすいと思います。
[通常混浴、女性専用時間あり19:00~20:00、7:30~8:30]
一方、旅館の建物を通り抜けてその先にあるのが女性専用露天「天女の湯」です。
こちらは河原よりも高い位置にあるので入ったまま渓流が見えますし、何よりも切り立った崖が左右両岸に迫り立つ景観が素晴らしく、私はこのお風呂が一番好きになりました。
[通常女性専用、男性専用時間あり19:00~20:00、7:30~8:30]
まだ夏の終わらない9月連休でしたが、露天ではアブを含め虫はほとんどいなくて快適でした。
内湯はとてもきれいです。夜中も入れて素晴らしい。お湯は熱くて私の好みでした。
内湯は9:30~11:00くらいが清掃時間だったと思います。
<お湯>
かなり明確に硫黄臭が漂っています。
大露天周辺の蒸気が出ている付近は特に強い臭いがします。
それに比べるとお風呂のお湯の臭いはさほどではありません。
加水されて薄まっているからでしょうか?(源泉97℃です)
成分表には弱アルカリ性単純泉とありましたがPH値の記載はありませんでした。
でも湯触りは言われてみればほんのりとろみのあるような・・・
<部屋、食事>
客用の部屋は全て階段を下った別館になります。
廊下をはさんで川側と山側に部屋は分かれます。
私達は広さを優先して山側の8畳にしました。
時期的に川の轟音は小さいと思いますが、山側の部屋はとても静かでした。
食事は私としては量的に今一歩でしたが、質の良い料理をたいへん美味しく頂きました。
最後に、徒歩のみ20分ということでどんなところかとマイナスなイメージを抱いていましたが、全体的に清潔で綺麗でいい意味でたいへん予想外でびっくりしました。
あの山道を喜んで昇り降り出来る秘湯を愛する方だけの聖地であってほしいと強く思いました。
どうか便利にならないでください。
(4歳と2歳の子もちゃんと歩けましたよ)5人が参考にしています