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ここの宿は目的の宿が一杯で泊まれなく別所温泉では評判がいいことと予算が比較的リーズナブルなので宿泊をしました。妻が旅館は嫌いで(気を使いたくない)大丈夫かと思いましたが、帰りには「また来ようネ」と言っており大変気に入ったようでした。その理由は「静か・落ち着く・心地よい湯」とのこと、大正6年創業なのでとても古く隣同士の音が気になっていたのですが全然大丈夫でしたし、古いのですがよく手入れがしてあり反対に中庭を歩くと床の音が心地よく聞こえるぐらいでした。
お風呂は『大湯』と同じ源泉で遠いためか若干硫黄臭が薄く上品なお湯に仕上がっていますし湯上りはツルツルになります。大理石の内湯は若干熱く露天は程よく展望風呂はぬるめとお湯にもお客様の好みによって入れるように気配りがしてありました。ちなみに内湯は道後温泉『道後館』のような雰囲気があります。
食事は食べられる量を一品ずつ手を加えてありまずまずでしたし
接客も作られた接客ではなく気持ちがあり丁寧でさすがに老舗だけのことはあるなと好感が持てました。
「旅館」は何年かぶりでしたが、なぜ気持ちよく落ち着くのだろうと考えるとここには文化があるんですね。時代と共に文化も変化するのですが昔からお客様が「旅館」に求めることは変らなく、いかにお客様が満足されるかを長い間変わらぬ努力をされていることが文化になっていてそれが隅々から感じられるのです。だから落ち着くのでしょう。
先だっては紫陽花が満開でしたが紅葉に時期にまた行きたい「旅館」です。1人が参考にしています