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糠平温泉へは初訪問となります。札幌からではよほど気合を入れないと日帰りはしんどい距離ですが、今回使用したルート(道央道旭川経由)で約3時間半、幌加温泉からは20分足らずの距離となります。
意外にしっかりした温泉街が形成されている温泉郷の入口(旭川方面から見て)立地する湯元館ですが、館内外ともに特に目立ったものはないものの、廊下を歩いていても、随所に手作りのさり気ない造作が目に入り、心地良い温もりを感じることができます。
ここの白眉は何と言っても内湯(男湯)でしょう。かつて混浴だったことを知って、なるほどとうなずけるとても情緒ある造りになっています。そしてなにより綺麗。足を浴槽底に着けた感触で、相当念入りに清掃していることが手に取るようにわかります。
内湯からは少し上に位置する露天風呂にも感激しました。浴槽からは遮るもの無くすぐ真下を川が流れ、小規模ながらとても開放感ある露天風呂でした。
知名度という点において、お世辞にも有名とは言えない小さな温泉郷ですが、多くの宿が自家源泉を持ち、しかも自然湧出という素晴らしい温泉環境にあること、そこで出会った宿も期待を遥かに上回るものでとても満足しました。5人が参考にしています