口コミ一覧 (口コミ最新投稿日:2015年6月22日)
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アスピーテライン沿いの「ふけの湯」の向かいに位置する湯治場で、森林の中に本館、湯小屋と複数のオンドル宿泊棟が点在しています。建物はすべて木造で、湯小屋の造りも風情ある完全な湯治場の雰囲気でした。浴室内は床を含めすべて木張りで、4~5人用の四角い浴槽が一つあるのみです。そこに白濁した弱酸性の単純硫黄泉が凄い勢いで注がれていました。源泉温度が高いため加水して湯温を調整する必要がありますが、その仕組みがシンプルかつユニークでした。高温の源泉が流れてくる木製の湯道に煉瓦が置いてあり、その角度で浴槽の内外への振り分けをコントロールすることを先客に教えてもらいました。強い硫黄臭とパンチが効いたお湯にじっくりと浸かって、正に至福の時を過ごしました。
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名湯揃いの八幡平で異彩を放つオンドル宿の大深温泉に泊まってみた。
ふけの湯からアスピーテラインをそのまま横切り大深温泉の急な細道を進む。葉が色付き始めた3連休のせいか、駐車場には車がたくさん停まっていた。
受付で毛布を借り、今日の泊まりの大部屋オンドルに向かった。二棟あるうちの地獄寄りの棟の地獄サイドに畳一つ分のスペースを割り当てられた。中は泊り客でいっぱいだ。先客の視線を感じ、少々緊張する。慣れた人が多いのか、調理器具、寝具など充実の装備をしている。隣は宮古から来た元船乗りの常連らしきお爺さん。オンドル内の床温はどこも均一ではなく、熱いところ、そうでないところがあるようだ。もう一方の浴室側の棟の方が熱いらしく、その棟の脇に地獄釜があって、卵や野菜を蒸すことができる。
風呂は男女それぞれにシンプルだが丁寧に設えられた木造りの浴槽が一つずつ。この素っ気無さが堪らない。約100m離れた地獄の源泉から注ぎこまれる単純硫黄泉は実にきれいな水色を放ち、しばし見とれてしまった。そのままでは熱いので加水されているが、鮮度をスポイルするほどのものではない。温度調整のために使われる木片あるいはレンガらしきものはなかった。きつすぎない硫黄の香りも心地よい。よく見ると細かい湯花がたくさん舞っている。普段は込み合うことがないのだろうが、その日は未明近くにやっと一人きりで堪能することができた。
オンドルはほぼ山小屋同然なので、他人が気になる人に宿泊は不向き。実際、夜9時過ぎにはあちこちから鼾の大合唱が始まった。しかし、暖かくて気持ち良いし、八幡平の温泉の真髄を味わったような気がする(よって今回の5点はかなり主観的な評価)。一泊2,000円足らずというのも本当に有難い。ここは近在の医療法人の経営らしく、採算に縛られずにいられるのかもしれないが、いつまで続けられるかわからない。雪深いので今年の営業は10月15日で終わってしまった。来年はGW明けだろう。興味のある方はこの貴重な施設が無くならないうちに体験してみてほしい。3人が参考にしています
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