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黒湯とはどんなものか、かねがね入湯してみたいものだと思っていたのだが、チャンス到来、東京出張のついでに足を延ばして風水温泉と謳う深大寺温泉ゆかりに寄ってみた。平日の昼過ぎということが幸いしたのか、口コミで心配した混雑も無く、ゆったりと黒湯を楽しむことが出来た。色んな湯船があったが、一番奥にあった五色湖という、底に五色砂利が敷いてあるやや温いめの湯船が一番気に入ったので、大半をここで過ごした。ところで関西人の私には黒湯というものは全く経験がなかったのだが、よく見ると黒というより赤茶色の濃いヤツという感じだろうか。見た目には、赤だしというより醤油ラーメンの濃いスープというか…。そんな色合いで、見た目ほど匂いはあまりしない。上方温泉一休の湯を、もっともっと濃い色にして、匂いを弱くしたような感じかな。塩味はけっこうあったような気がする。
施設はというと、スーパー銭湯というにはかなりレトロなもので、床にも寺の廊下のような年季の入った幅広板が使われていたりして、植木や石の配置を見ても、京都の船岡温泉をちょっぴり連想させるような、全体に大正・昭和の雰囲気があると言ったら言い過ぎか…。ただ普段通うには値段が高すぎるような気がした。もっとも大阪から通うことはありえませんがネ。1人が参考にしています