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阪急清荒神駅から10分そこそこの住宅街にある古びた銭湯です。駅からは案内がありません。線路沿いに沿って歩き、176号にぶつかってすぐの踏切をわたり、一つ目の辻を右に折れ、さらに坂を下って右に行き、すぐにある郵便局の案内の方向へ左折、川に沿って歩いていくと、前方に「ゆ」と書いた建物が見えます。車の場合は176号、宝塚警察署前を北に入り、道がカーブになる手前を右折すると、郵便局のところへ出ます。
入り口を入ると銭湯独特の木札の下駄箱があります。木札が抜かれている数を見て、なんと超満員か、と中に入ると、混み具合いはそれほでありませんでした。中は番台のある、ごく普通の銭湯です。深さの異なる湯船が三つ、電気風呂、スチームサウナ、水風呂、泡のでる遠赤外線つきの寝湯、露天風呂などの設備があります。湯船からは豪快にお湯があふれていますが、残念ながら温泉ではない湯を循環させているにすぎません。温泉は寝湯と露天風呂に注がれているようです。露天風呂はタイル張りで、ところどころ陶製の竹を模した飾りがつけられているのに思わず苦笑しそうになります。浴槽の上になる部分はトタンの屋根がつけられていました。
さて、肝心のお湯ですが、ラジウム泉と銘打たれていますが、その実感はほとんどありませんでした。無色無臭、で味もありません。源泉の温度が低く、加熱循環しているのでしかたないかもしれません。ただ、露天風呂はつめれば7~8人は入れそうですし、湯の温度も低いため、ゆっくりつかることができました。普通の風呂のついでにラドン泉に入れると思えば、昔の銭湯の雰囲気を楽しむにはいいかもしれません。2人が参考にしています