-
武蔵野の面影の残る住宅街の細い道沿いに建っていました。最近の本やブログ等の温泉に関する様々な意見を反映しツボを押さえた良く出来た施設だと感じました。露天には加水、循環、消毒なしの源泉がかけ流された湯船があり、見た目では下の湯船に流れるのではなく湯船の淵から湯が溢れていて良い感じです。湯に浸かると、薄茶で仄かに油臭のする温めの湯は、つるすべであわあわした所もあり至極快適。花小金井の湯と命名されたナトリウム塩化物温泉(湧出量255リットル/分、42,8℃、ph7.9)の新鮮さを満喫できます。岩風呂も循環とはいえ結構いい感じで、湯船の中にある寝湯が快適です。また、露天からは三本の木々が眺められ、それだけでも自然の中の露天風呂にいるような気分になれて癒されます。内湯の不感温泉はジャグジーではなく、穏かにその温度帯の湯に浸かって副交感神経優位の感覚を楽しみたいと思いました。2階には、首都圏最大級、時間無制限、出入り自由の岩盤浴があります。3種類の岩盤浴に冷気浴と専用ラウンジを備えるものです。また転寝ができる広間もあり、混雑するとは思われますが、建物の大きさから見て最大限のスペースを確保しているのではないかと好感が持てます。最近の新しい温泉スーパー銭湯では、源泉かけ流し浴槽など温泉好きのあくなき欲望を満たす快適な造りの施設が出現しはじめ利用者にとっては嬉しい限りです。
0人が参考にしています