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投稿日:2006年1月7日
最高にあたたかい宿です。 (AKARI et KAORI(旧 ねの湯 対山荘))
山さんさん [入浴日: - / - ]
55.0点
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待ちに待った対山荘に到着。
宿人のあたたかな笑顔にもてなされ、
着いた早々にもかかわらずほっとした気分。
私は運良く女将さんにチェックインしてもらえました。
かなりの美人!
出来たばかりだというお部屋を予約して
あったが、実際に部屋に案内されると、
とてもいい雰囲気。
やわらかい照明に包まれて
異空間にいるような感覚になる。
そうこうしている内に
仲居さんが立ててくれたお抹茶が出される。
一緒に出された地元の銘菓であるという和菓子も、
女将さんの雰囲気に合ったやさしい味。
夕食前に温泉につかる。
私が入ったときは、ちょうど貸切!
広々とした湯船や景色はないが、
隠れ宿ならではのこじんまりとした
感じが、なんとも心地よい。
小物もシックでセンスのよいものが揃えられている。
ただし洗面台も狭いので、
他の客と一緒になったらどうかな、と思った。
いよいよ夕食!
飲み物をなにか頼もうかとメニューを見ると、
手作りなので誰が作ったのか聞いてみると、
「女将さんの娘さんが作ったんですよ」とのこと。
箸に巻かれたさりげない和紙も
ひとつひとつ手作業でやっていると聞き、
田舎ならではだなぁとうれしくなった。
この日の夕食で特に美味しかったものは、
地元三島市産の和豚もち豚しゃぶしゃぶ、
尼鯛若狭焼杉板ばさみ、
黒釉土鍋で炊く舞茸ご飯。
冬にあたたかいものを食べると、
本当に体が温まる。(地酒もうまい!)
尼鯛をはさんでいる杉板は、
出す直前に炙って香りをだすという
こだわりぶり。
全体的にみても、
よく研究しているのが伝わってくる料理である。
寝る直前、館内を散歩していると、
山積みにされたみかんに、
「ご自由にお食べください。」
のメッセージが。
そういえば静岡、みかんの産地であった!
奥をみれば見るほど、知ろうとすればするほど、
この旅館のよさが現れるのかもしれないと思わされた、
奥の深い、温かい旅館であった。
次に行くときは、大切な人を連れて行きたい。6人が参考にしています
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