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「昔はタダだったの。でもいい温泉よ!」と、口坂本で会った入湯客のお奨めで興味を持ち、来所。
単純硫黄泉との事ですが、「…?。硫黄?」程度の微かな香り。
ヌルヌル感も多少有りますが、トロミは感じられません。
温めなので長く浸かっていられるのは嬉しい所。
平日の為か、ガラガラでトドになろうが、隣のカランからWシャワーしようが、腹鼓打とうがやりたい放題(笑)。貸切状態極まれり。
これ以上無い奥地でもあり、余りにも静かで、混みあった肉風呂が恋しくなる程です。
私が帰るまで遭遇した客は、私を含めて3組(5人)でした。市営ながら経営が案じられます。
日帰り500円。
宿泊4000円。
朝食1000円。夕食1800円は私には高いかな。
職員の方はとても親切で、「ここは春が遅いからねぇ。寒くない?」と言いつつ、いそいそとストーブを焚いてくれました。
私一人しか居ないのに。
じんわりとしたストーブの暖かさと気遣いに、入浴前から心も体もぽかぽかになりました。
しかし…。遠い。遠いよ…。
第二東名の新静岡ICから150分との事だが、もっと遠く感じました。
R189は通行止め。
R60も富士見峠辺りから通行止めで、やむ無くR27を使用し口坂本を横目で見ながら北上。
大日峠を越えて、井川湖を又々横目で見ながら更に北上。
畑薙第一ダムのある当施設に着く頃には、かなりへろへろになっていました。
施設の職員の方は「R189が再開通すれば、かなり楽になるよ」と慰めてくれましたが…。
途中落石の跡もあり、気分が悪くなる程くねった山道を、長時間かけて来るだけの魅力があるのか?
やや疑問が残りました。
露天の景色に惹き付ける物がある訳でも無し。
再訪には二の足を踏んでしまいそうです。11人が参考にしています