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投稿日:2013年10月27日
評判通り、良かった (大平温泉 滝見屋)
まぁく☆スリーさん
[入浴日: 2012年10月27日 / 1泊]
55.0点
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55.0点
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55.0点
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44.0点
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44.0点
米沢十湯では姥湯温泉と滑川温泉には宿泊した事があるので、アプローチが最も難しいと言われる大平温泉滝見屋さんに行きました。
メンバーは「温泉どうでしょう」のコバやんとしのみーです。東京駅前を7時半に出て、常磐道~磐越道経由で12時20分すぎに東北道を降りて二本松駅前へ。原発事故で浪江町から移転してきた杉乃家さんで「なみえ焼そば」を食べる為です。40分ほど待って出てきた「なみえ焼そば(ごはん付)」700円也は、かなりの太麺にもやしと豚肉がたっぷり入っていてソースもジューシー。ボリュームもありとても美味しかったです。因みに単品は550円、大盛りは700円です。(大盛りは凄い量ですが残してもパック詰めしてくれるそう)
食後はヨークベニマルで酒とつまみを仕入れ14時頃に再び東北道へ。そして福島飯坂インターから国道13号に入り米沢方面を目指します。国道から分岐し少々カーブの続く道を行くと15時過ぎに「大平温泉7km 車で30分 更には徒歩で13分」と看板がありました。間もなく道は心細いほど狭く、未舗装部分が断続するようになりました。舗装路にも落ち葉が積もっています。高度はぐんぐん上り、路肩がない部分もあったりでなかなかスリルがあります。そして15時20分ごろ駐車場に到着。ここからは徒歩となります。
コンクリート舗装のヘアピンカーブが続く急坂を15分ほど歩き続けると階段となり、谷間にえんじ色の屋根の宿が見えました。最後に吊り橋を渡ると宿に到着です。景色を眺めながらだったので20分以上歩き、結構膝にきました。 チェックインを済ませロビーからまっすぐ進んだ階段を2階にあがり、右の階段を上って3階へ。我々の部屋は「火焔滝」という名の二間続きの角部屋でその名の通り部屋からは滝が良く見え、「最上川源流之碑」も分かりました。建物は3階建てですが擁壁の上に建っており、眼下の露天風呂はかなり低い場所に見えます。
浴衣に着替え、そばだんごを食べて露天風呂へ。ロビーから外へ出て建物を回り込むように階段を下りていくと男女別の露天風呂がありました。私は、その先の階段を上った所にある打たせ湯のある露天に先ず入りました。火焔滝が部屋からとは違う高さで見えます。続いて川沿いの露天へ。浴槽の中央に大きな岩と、湯が噴出している岩がありました。紅葉にはやや遅い時期でしたが、川向うには深い赤色と黄色、橙色そしてまだ緑色の葉がまじり合って綺麗な個所もありました。
夕食は18時から食堂でです。メニューは岩魚の塩焼(卵ぎっしり)、山菜の天ぷら、ニシンと椎茸煮物、しんじょ、小鉢2品のほかに芋煮、鯉のあらいなど山形らしいものも出て、最後に「はえぬき」のご飯とすまし汁、デザートで終了です。ボリュームもお味も満足です。
部屋に戻り、日本酒「奥の松 純米吟醸」、ワイン「高畠ワイン デラウェア白 新酒」で飲み直し。部屋にはテレビが無くテレビっ子(おっさん)のコバやんはスマホのワンセグでNHK SONG’Sのキョンキョンを食い入るように見ていました。
明かりを消すと最上川の源流の音だけしか聞こえません。私は川のせせらぎが聞こえる宿が大好きで、心地よく眠ることができました。
朝食は7時半から食堂でとなります。サラダ、焼魚(イナゴ付)、もってのほか(食用菊)秘伝豆納豆という超大粒の納豆、豆乳鍋、おろし、味噌汁、ご飯です。素朴ですがご飯がおいしく満腹になりました。コバやん、しのみーは部屋で寝てしまったので一人で露天へ。
9時半にロビーでコーヒーを頂き、オリジナル焼酎「いっちょまえ」を買ってチェックアウトです。吊り橋を渡り、階段を上るとあとはひたすら上り坂。小雨がパラつく中、20分ほどで駐車場へ。コバやんはこれに懲りたのか「もう来たくない」との事。ふもとに下りると宿の案内所があります。8時40分までに宿のロビーに荷物を預けると9時半目途に案内所に届けてくれるそうです。案内所近くの直江兼続が造った石堤を見学後、吾妻スカイラインを経由し裏磐梯へ抜けました。紅葉もほぼ終わりで外は雨と強い風で寒かったです。長坂という集落で「長坂新そばまつり」というのぼりを発見。昼食としました。公民館のような場所ですが、行列が出来ていて少々並びました。もりそばセットは1000円。こづゆ、味噌田楽、きなこもち2個もついて腹一杯になりました。大平温泉のアプローチのしづらさは、最後の徒歩の部分であり、車の運転の難易度からするとまだ姥湯温泉の方が高いかもしれません。でも再訪したいです。10人が参考にしています