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うわさには聞いていたものの、実際に入ってみて、こんな温泉があったのかと驚きました。本当に墨汁のような色の温泉です。白いタオルをつけると汚れきったぼろ雑巾のようになります。
飲んでみたら、苦いこと苦いこと。この苦さが胃腸に効くというのですから驚きです。横には御所湯という含硫黄―ナトリウム炭酸水素泉がありますが、墨湯とは源泉が数メートルしか離れていないのに、まるで色が違うのです。
ここにはもう一つ、五色の湯という日によって色が変わる源泉があります。3つとも表記すると同じ温泉名になるのだそうです。ところが含まれている成分の微妙な違いでまったく違った色になるというのを聞いて、温泉の奥深さを改めて知った思いでした。それに、従業員の丁寧な応対がすごく印象に残っています。0人が参考にしています