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投稿日:2009年6月12日
眺めの良い混浴露天 (塩原湧花庵(旧青葉の湯)(閉館しました))
paw_pawさん [入浴日: - / - ]
44.0点
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箒川にかかる山ゆりの吊橋のすぐ袂にあるのが青葉の湯共同浴場。箒川を挟んで対岸には、尾崎紅葉の金色夜叉で有名なお宿、清琴楼もあります。同じ箒川沿いの岩の湯や不動の湯と比べると訪れる人も少なく塩原温泉郷で観光客が利用できる7つの共同湯のなかでも、ちょっと地味な存在のようです。その最大の理由は、車でのアクセス(駐車)が困難なことでしょうか。今回は対岸の大和屋旅館に友人家族と宿泊したので、吊橋を渡ってスイスイと湯浴みにこぎつけました。もっとも、閉鎖されているとの情報を得ていたので全く期待していなかったのですが、宿のベランダから湯浴みしている旦那さんを発見し初突撃と相成りました。
対岸には旅館がズラリと並び、吊り橋からも良く見えるので、すこぶるオープンな環境。現に旅館の窓から友人家族が手を振っているのがはっきりと見えました。吊り橋を渡って階段を下りるとモニュメント風の寸志入れがあります。宿泊者は無料ですが、感謝の気持ちで200円をチャリン。
川沿いに作られた露天タイプの湯ですが、屋根掛けもしっかりとしており、天候に左右されず楽しめそう。脱衣所は湯船に隣接しており、仕切りや目隠しもないので女性には着替えづらいですが、棚などはしっかりとしていて好感が持てます。
湯船はコンクリ製の三角形で5人サイズといったところ。蛇口の付いた黒ホースから源泉が注がれ、もう一つの黒ホースからチョロチョロと加水あり。源泉温度は体感50度、湯船で38~39度。湯はほぼ無色透明でごく僅かに貝汁濁りが認められました。湯船の底やあふれ出し付近には赤錆色の変色も見られ、いい雰囲気にこなれています。川側にはゴロタ石を配しちょっとした目隠しになっていますが眺めは上場。対岸の旅館街や吊り橋、そしてなんと言っても箒川の渓流を臨みながらの湯浴みは開放感抜群で気持ち良かったです。浴感は柔らかく肌に良く馴染む印象。ほんわかとした温泉臭もあって、ほのぼの気分に拍車を掛けます。
ご一緒した旦那さんは新湯からの帰りで、むじなの湯にたっぷりと浸かってきたとのこと。塩原の情報交換や温泉談義に華が咲き、楽しい湯浴みとなりました。0人が参考にしています
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