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手術後の療養のため、ミニ湯治に訪れた。5泊6日だったが、傷跡のためには最低でも10日は必要らしい。6畳一間にトイレつきの部屋。朝は午前6時にまず一浴し、午前9時にまた入浴。午後1時半、4時と温泉に入り、午後9時に締めの温泉に入って休む。これが標準的な湯治法だとされているようだ。
30度の冷泉に10分から15分入り、沸かし湯に5分入る。これを1回の入浴に2度か3度やる。冬は結構体が冷えるので、1回30分ぐらいの入浴が望ましいそうだが、1時間以上も30度の源泉に浸かっているつわものもいた。
湯治客の食事は品数は少ないが、栄養面でよく考えられており、長期間滞在しても飽きが来ない。その上、味つけがすばらしかった。
仲居さんは決められたことをきっちりとこなすが、構わないところがよかった。下手に構われると長期滞在には向かないように思う。
神泉は混浴が基本だが、女性専用時間が設けてある。この源泉に入るために全国からやって来るといわれているが、それだけの価値ある温泉だと思う。私の場合、左腕の皮膚の剥離痕が見事なまでにツルツルになった。縫った跡はもうしばらくかかると思うが、ずいぶんきれいになった気がする。すごい効果がある温泉だと思う。6人が参考にしています