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投稿日:2005年12月23日
レトロな木造三階建ての秘湯一軒宿 (越後長野温泉 癒しの隠れ湯 嵐溪荘)
ぽん太さん [入浴日: - / - ]
44.0点
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雑誌の写真で見た木造三階建てのレトロな建物が気に入って、予約を入れました。もちろん新館ではなく大正時代に造られたという緑風館を選択。部屋にトイレや洗面はありませんが、ぽん太にはまったくノープロブレムです。二間続きの部屋は細部まで造り込まれた料亭造りが心地よく、窓からは初雪に覆われた広い庭と守門川の清流を眺めることができます。磨き上げられた廊下は黒光りしていました。
浴室は男女別の露天風呂付き大浴場と、同じく露天風呂付きの貸し切り風呂が二つあります。大浴場は石造りでちょっと風情には欠け、露天風呂もあまり広くありませんでした。貸し切り風呂の内湯はどちらも木製で、露天風呂が石造りの方が「石湯」、立って入るほど深い方が「深湯」という名前がついており、どちらも清流に面しています。「露天で一杯セット」を頼むと、露天風呂に小さな桶を浮かべ、入浴しながら竹の器でお酒を飲むことができます。酔っぱらいのぽん太は最高の気分です。
お湯はほとんど無色透明で、とても塩っぱいです。浴槽に薄茶色の析出物が着いています。泉温が低いので循環加熱しているそうですが、加水・消毒を行っていない源泉掛け流しです。消毒力が強く火傷・切り傷に良いそうで、ヨウ素イオンが1.3mg/kgと多いためらしいとのこと。
料理は地元の素材を生かした懐石料理で、味だけでなく見た目もとても美しく、岩魚の塩焼きや天ぷらなど暖かいものがタイミングよく運ばれてきました。朝食の温泉粥もおいしかったです。
職員の応対も丁寧で好感が持てます。帰りの車から見た守門川には、白鳥の群れが見えました。
少人数で静かな風情を楽しみたい宿です。5点に限りなく近い4点です(2005年12月宿泊)。4人が参考にしています
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