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投稿日:2022年11月13日
宿泊するなら予約ではなく食事を済ませて… (濁川温泉 新栄館)
匿名さん [入浴日: 2022年9月10日 / - ]
55.0点
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宿泊するなら予約ではなく食事を済ませてから飛び込みだ。
玄関で靴を脱ぎまずは右奥へ。ご主人はテレビを大音量で視聴中、お邪魔しないよう百円4枚を置く。廊下を戻って突き当り左の階段を下る。湯への入り口を開けると湯舟が3つ、すのこ敷きの洗い場と洗い桶が目に入る。まずは湯音を確かめてからかけ湯10杯。
温度調整は入浴者任せ、樋を伝わって導かれる源泉をたどり、窓を開けると目前に泉源タンクが湯けむりを吐いている。湯音調整は樋においてある置き石または丸めた靴下でおこなう。大浴槽への経路上にある湯だめ槽がカラン代わりだ。熱いから井戸水と混ぜて使う。前の入浴者から数時間で湯の花が浮いてくる。
じゃま石は100年モノ、靴下も湯の花が析出して原型をとどめない。どの湯舟にしてもかき混ぜ棒でよく混ぜてからだ。消毒塩素臭が一切しない湯に包まれて天井を見上げる。運が良ければ湯守が顔を出すこともある。じゃま石を工夫して浴槽の温度を変えて、かわるがわる浸かり、あがっては汗を出し。
太古の噴火によるカルデラ地形の底に明治時代から続く湯にせっけんやシャンプーは似合わない。窓を開け地熱発電所を望む。この地の自然の恵みはトマト栽培にも活かされている。7人が参考にしています
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