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東京の最西端、山間の小さな集落の、文字通り秘境の宿です。宿泊で利用しました。
温泉としては、わずかに硫黄臭があるものの、昔でいえば鉱泉の沸かし湯で、それ自体に大きな特徴があるわけではありません。でも、青石の湯船や、渓に向かい広く取った窓の風情はなかなかです。
建物が古いので、音が響くなど仕方のないところはありますが、きちんと手入れ清掃され、飾られた小さな野の花などもかわいいです。また、水回りなどは、新しくなっています。家族だけかと思われる宿の人は、表面的な愛想の良さこそありませんが、皆さん親切で、細かな心遣いがうれしかったです。
さらにうれしいのは、食事。地の山の物が中心で、派手なご馳走や凝った料理が並ぶわけではないのに、どの皿もおいしく、かなり大食の夫婦も充分満足しました。32人が参考にしています