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戸田にはちょっと縁がありまして、戸田で聞いた話です。
西伊豆の町にはたいてい温泉があります。
しかし沼津から一番近いこの戸田ではどうしても温泉が出なかったそうです。
だから観光客は戸田を素通りするばかりで、もう
無くなりましたが西伊豆各地を結ぶ高速船が戸田の沖合を通過
するのを指をくわえてみていたそうな。
で、村としては「温泉は絶対に必要」と言うことで何度か掘った
物の空振りばかり、そしてヘリコプターを使っての地形分析など
考えられるすべての手段を使ったと言っても過言では無いほど
強い思い入れと勝負をかけて掘り当てたのがこの壱の湯だそうです。
露天風呂も無く平凡、また港からもちょっと遠くアクセスが悪い場所ですが村の温泉に対する熱意が入った物です。
湯量はそんなに多くないみたいな話を聞きました。
でも村民総意で掘り当てた湯脈ですので、他に配湯する事無く
みんなで長く大事に使えるように共同浴場は一つ、自宅にお湯を
ひけないかわりに温泉スタンドを作ってみんなで使えるように
したと言う話です。4人が参考にしています