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この銭湯の近くに住んでいた10年以上前には普通の銭湯であったが、今では随分立派な温泉銭湯になったものである。当時から天然温泉が掘り当てられておれば毎日でも利用したものと思う。設備・泉質ともに良好だ。
特に露天風呂が良い。露天エリアを最大限に利用した浴槽、だからといって無機質なものとは正反対で、岩風呂の岩の間に樹木を効果的に配し、都会に居ながら山間の温泉地の情緒を味わうことができる。私は泉質第一主義であるが、泉質に情緒が加われば最高の温泉だ。
温泉法改正に伴い、温泉に及ぼす影響を具体的に表示されている。このような情報開示が丁寧になされているのにも好感を覚える。源泉湧出温度が44・7度であるらしく、加水が無用、加温もされず、塩素消毒もなされていない。ただ、浴槽の湯温を一定にするために循環はなされている。塩素臭がしないという温泉は都会では貴重だ。毎日湯を抜き、塩素系薬剤で消毒・清掃するとのことで、塩素系薬剤は営業時間中には使用されていないというのが良心的で良い。温泉を何日も循環・塩素消毒で使いまわすスーパー銭湯などより格段に温泉をうまく利用している。
露天風呂の岩の間から注がれている湯は一段と金気臭等の天然温泉の香りが豊富で、これが源泉だろう。惜しむらくはもう少し源泉の量を増やしてもらえれば有難いのだが。
湯温はぬるめで、長湯ができる。尼崎の戎湯と似た感覚だが、双葉温泉は少々塩味がする。いずれにせよ、都会のオアシスとでもいうべき優れた温泉銭湯である。0人が参考にしています







