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出張帰りに1泊してきました。
【お湯】
大浴場、入口の戸を開けるとすぐ右が脱衣場です。
動線の関係で湯殿へ行くには、裸の状態で入口前を数歩ほど通過しなければなりません。
タイミングが悪いと、わいせつ物陳列罪になっちゃいますのでご注意を(笑
さて、お湯ですが、弱い硫化水素臭に白い湯ノ花が沈殿している透明なお湯が、内湯外湯(露天)とも放流されています。
若干のヌルスベ感とともに、強酸性なお湯とは思えぬ肌触りの良さを感じました。
温度に関してですが、チェックイン時は内湯外湯ともほぼ同じ温度で快適でしたが、朝食後に行ったとき、外湯が異常に熱くて浸かることができませんでした。
観光協会のHPによると、源泉温度が56℃前後で、源泉からの配湯距離は約8kmとの事。
宿の貯湯槽から配湯される際、加温(露天)または加水冷却(内湯)されているのではないでしょうか。
あと、内湯のカランは5ヶ所だけ。
混雑時は順番待ちかもです。
【施設】
比較的小規模なお宿ですが、手入れも行き届いており、清潔感を感じることができます。
ただし、温泉街の中に位置している関係で、眺望は人工の中庭のみです
ほとんどの部屋で無線LAN(Wi-Fi)接続が可能というのは、温泉旅館としては珍しいかもです。
おかげで残務処理ができました。
【サービス】
基本的な客あしらいはとてもよろしいかと。
ただ、工夫し過ぎていて、ちょっと過剰感を感じる事がありました。
(1)到着時、こちらが名乗る前に個人名を呼ばれた。
宿泊者情報から類推する事は可能だとは思いますが、ちょっとビックリしました。
(2)出発時、クルマの中に折り鶴とメッセージカードが置かれていた。
チェックイン時、クルマのキーを預けるのですが、オーナーの見ていない状況下でドアを開けて車内に物を置くというのはいかがなモノかと。
どちらも、サービスを受けた側の受け止め方次第で、評価が分かれる内容と感じました。ちなみに、私は(1)はともかく、(2)は嫌な印象を受けました。
【飲食】
1人泊の場合は部屋食のようです。
また、朝食は大広間でした。
内容的には可もなく不可もなし。
質・量ともに、平均的な食事内容でした。
ただ、1泊2食・14,000円にしては、ちょっと寂しいかなって感じです。
夕食時、ちょっと量的に足りなかった旨、仲居さんに冗談めかして伝えたところ、朝食ではおひつにいっぱいのご飯を提供してくれました。
私の戯れ言を記憶し、対応してくれた事に感心しました。
【総評】
すべての項目において、特に目立った訴求力の無い宿。
決して悪くはありませんが、温泉オタクにはやや物足りない印象でした。
客あしらいをどう受け止めるかで、評価が分かれる気がします。
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